「富士山うたごよみ」
富士山を立春から大寒までの二十四節気に合わせて、
俵万智さんの短歌とU.G.サトーさんのグラフィックのコラボした絵本です。
ユーモアあふれるサトーさんの富士山の絵に、俵さんのほっこりとする
短歌が秀逸です。
おまけに最近、異常気象で季節の変化を感じにくくなってしまった私達に
昔の人が感じていた季節の変わり目”二十四節気”←(元々は中国古来のものですが)
の解説つきです。
例えばある1ページは
霜降・・・十月二十三日頃、草木は白く薄化粧。紅葉の季節、風は木枯らしと呼ばれます
「さよならの形にススキが手を振って、駆け抜けていく風の輪唱」
この後、子供向けに優しく短歌の解説がついています。
その文章にも心がじーんと温かくなります。
子供向けにと作られたものなのですが
なかなかどうして、大人こそ楽しめる絵本です。。
知的でセンスあふれるプレゼント交換の一品ですね!
きっと「おっ!やるな」と思われます。